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NHL1号GK福藤鮮烈デビュー   

2007年 01月 15日

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<NHL:ブルース6-5キングズ>◇13日◇ミズーリ州セントルイス
 北米プロアイスホッケーリーグNHLに、初の日本人プレーヤーが誕生した。キングズの日本代表GK福藤豊(24)が、13日(日本時間14日)のブルース戦で、第3ピリオド(P)から途中出場。5本のシュートを打たれたが4セーブを記録し、監督からは合格点を与えられた。「次につながる道をつくる」と海を渡ってから3年、大願を成就させた。これで米4大プロスポーツのうち、3競技で日本人がデビューを果たした。
 夢から現実への第1歩は、氷をつかむような力強い足取りだった。第2P途中、シュートの集中砲火を浴びる先発GKブラストを見かね、クロフォード監督が歴史的な決断をした。「第3Pから行くぞ!」。視線の先の福藤が、闘志をたぎらせてベンチを立った。
 第3P開始3分半、味方の反則でショートハンド(数的不利の状況)に陥った。だが、これを無失点で切り抜けると、5分37秒に最大の見せ場が訪れた。左右に揺さぶられながらも、左からのブルワーのシュートを左足を伸ばして阻止。自身初セーブには、予想外のおまけも付いた。米CNNテレビは毎日、世界中のスポーツの試合から選ぶ最高の好プレー「プレー・オブ・デー」にこのセーブを選んだ。
 7分すぎ、再び数的不利から初失点を喫した。デビューを勝利で飾れなかったが、合計4セーブのデビュー戦に手応えを感じた。安定したパックさばきは、クロフォード監督を満足させるのにも十分だった。「日本人のアイツが出て、最高のセーブを決めてくれた。本気で何かが起こる気がしたよ」。5失点のブラストに代わり、15日のスターズ戦では先発に昇格する可能性もでてきた。
 渡米当初、東洋人選手という物珍しさから、用具を隠されたり壊されたりと、いじめの標的にもなった。今季も脳振とうなどの負傷に悩まされた。そんな荒波が、福藤を人間的に強くした。2人の主力GKの故障という緊急事態に、下部組織でプレーしていた福藤に昇格の声が掛かったのは、この試合の前日。前夜は飛行機の乗り継ぎトラブルで、足止めされた。会場に到着したのは、試合前練習の10分前だった。心の準備もままならなかったが「緊張したけどリラックスしてやれた」と、19分17秒のプレーを振り返る余裕も見せた。
 大リーグ、NBAに続いて、米4大プロスポーツに日本人選手が誕生した。「僕が頑張ることで、次(の日本人)につながる道ができれば。そのためにも頑張る」。そう決意して海を渡ったのが04年。日本での露出は極めて少ない競技で、日本企業の金銭的なバックアップはない。完全に実力だけで最高峰リーグの座を勝ち取った。福藤にこそ、「パイオニア」の言葉がふさわしい。
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残すはNFL!
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by alfa1300gtjr | 2007-01-15 15:14 | SPORT

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